インボイス制度
いよいよインボイス制度の導入が近づいてきました。
インボイス制度とは、消費税10％の引き上げに伴い、令和5年10月1日から導入される、「仕入控除額」に関わる制度です。
これまで、売上が1000万円以下である「免税事業者」は、消費税の納税を免除されていました。一人親方として働いてきた人は、ほとんどがこの免除を受けていたかと思います。
北島工業は社員を雇用して全体で成果を出すことを起業当初から行なってきました
的確請求書発行事業者として登録しているので弊社側で元請け様とのやりとりが今までと変わることは特にありません
しかし、インボイス制度導入後一人親方で働いてきた人は下記のような免税されていた部分がのしかかってくることになります
これは建設業界だけでなく個人事業主、フリーランスで生計を立てている人にとっては結果的に負担が増えたと感じることになるでしょう。
１、自分（一人親方）はインボイス制度に加入せず、免税事業者のままでいる
→取引先は、免税事業者に依頼すると、支払う消費税が増える
→自社で仕入れた資材の税金面の相殺ができなくなる
→自社に対するコストが上がり仕事の依頼が減る
２、自分（一人親方）もインボイス制度に加入し、課税事業者となる
→今まで免除されていた消費税（売上の10%）の支払い義務が生じる
→自社の収益が落ちる
段階的経過措置という対応もありますし、まだ様子見している人も多いかと思いますが、もし一人親方としての先々に不安があるようでしたら、「社員になる」という選択肢もあります。また、今まで一人親方を現場ごとに雇用して現場を回していた工事業者さんにとっては
一人親方を自社で正社員として雇用する、または一人親方の税金面を自社で負担する、免税事業者として登録している業者と新たに契約するなど
それに関わる労務の負担がかかってくることになります
どちらにしてもただ流れに身を任せていると、今までと収益が変わってしまって立ち行かないという状態になりかねません
建設業界、特に左官業界は人材不足、資材の高騰で仕事はあるのに会社が立ち行かない状態の会社も多くあります
北島工業では業界の需要、制度の変化に対応し雇用促進に力を入れています
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