漆喰ってなあに?
漆喰は、世界各地で使われてきた建築材料の一つで、日本でも古来から親しまれてきた左官材です。
主原料は石灰。漆喰のなりたちは、遠い昔の海の底から始まります。
サンゴやプランクトン、貝類などの海洋生物の遺骸が海底に堆積し、長い長い年月を経て石化したものが、石灰石(炭酸カルシウム)。
石灰石を焼いて水を加えると、生石灰(酸化カルシウム)が作られます。そこに水を加えると、反応して消石灰(水酸化カルシウム)に変化します。
その消石灰に、砂などの骨材、ワラスサや麻糸、海藻のりなどを混ぜ、水で練りあげたものが漆喰と呼ばれています。
古くから不燃素材として知られ、城郭や寺社、土蔵など、土や木で作られた内外壁の保護を目的に用いられてきました。その後、その美しい白が人気となり、貴族・武家の屋敷などに広まっていったと言われています。
近年では、自然素材としての効能に加え、自由度の高い意匠性にも注目が集まっており、一般住宅や店舗などの内装左官材としても多く活用されています。
もっと漆喰について知りたい方は、日本左官業組合連合会(日左連)が監修しているしっくいまるわかり大辞典(Web版)をご覧ください。
しっくいまるわかり大辞典
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